東京都に生まれた村上生太郎は、2020年に東京藝術大学大学院を卒業後、本格的に画家としての活動をスタート。コロナ禍の影響もあり、部屋の中の光景を描いた静物画を多く発表しているその作品は、色鉛筆を用いて描かれているのが特長。間近に見ると、あまりにも細かい筆致に埋め尽くされた色面に驚かされるはず。

主に花や果物を対象物として、皿や花瓶、床、壁など独自のフォーマットを塗り分けるように色彩を組み合わせた画面構成も見どころ。この点においては、テキスタイルデザインに興味があった学生時代の影響が色濃く残っており、色や形のバランスを見ながら色彩を組み合わせて一つの画面を仕上げている。そんな村上の色彩感覚は唯一無二の個性を持ち、他者が思い付かないような世界が見られるのも今回の個展の魅力。

関西初の個展となる「hello」では、静物画の他、今年から描き始めた風景画を初めて展示。外への意識が向く中で、新しいことに挑戦したいという想いから描き始めた風景画では、どのように風景を捉え、描いているのか。5月12日(金)から5月29日(月)まで心斎橋PARCO 4Fの『SkiiMa Gallery』で開催されるので、ぜひ会場で村上生太郎の描く世界を体感してください!5月12日(金)&13日(土)には作家本人も在廊予定(時間は本人のSNSで発信)で、会期中は展示作品に加えて、村上がコラボレーションしている各ブランドとのアイテムも販売!!

 

【作家コメント】
作家活動を始めて3年間、主に部屋の中の光景、静物画を制作して来ましたが、それは自分の内的世界との対話のような、矢印が内側に向いた創作でした。
それが昨年末頃から段々と外側に関心が出てきて、新しい自分に進化するためのエネルギーが溜まってきたような感覚を覚えました。
そして今年に入ってからは登山をして見た景色から着想を得た風景画のシリーズを制作しています。本展では昨年までに描いた静物画と今年に入って制作した風景画を合わせて展示します。これまでの自分と新しい自分を、初めて個展を開催する大阪という地で発表します。
初めましてのワクワクする、ポジティブな気持ちを「HELLO」というタイトルに込めました。

村上生太郎
画家

東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。同大学院デザイン専攻描画装飾研究室修了。メトロ文化財団賞受賞。色鉛筆の細かい筆致の集合による色面で構成した絵画作品を制作する。個展やグループ展で作品を発表する他、企業とのコラボレーションも行っている。

Instagram:@murakami14310
Twitter:@shotaromurakami

INFORMATION

村上生太郎 個展「HELLO」

日程: 2023年5月12日(木)~5月29日(金)
場所: SkiiMa Gallery(大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋PARCO 4F)
時間: 10:00~20:00(最終日は18:00まで)
入場: 無料

https://skiima.parco.jp/
Instagram: @skiima_official

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