現代アーティストとして活躍するMINAMI MIYAJIMAがオーナーを務める大阪・今里のギャラリー『JITSUZAISEI(実在性)』。気鋭の若手の作品発表の場となっている同ギャラリーで、4月29日(土)からDAICHI ISHIZAWA個展「Q」が開催されます。
身の回りのあらゆるものを画材に、立体、平面、コラージュなどさまざまな作品を生み出すDAICHI ISHIZAWA。今回の個展では「芸術とは何か、人間とは何か」をテーマした作品を発表します。
会期中は、『JITSUZAISEI』2階のバーもオープン。MINAMI MIYAJIMAの手によるスクエアなペイントに埋め尽くされた空間で、余韻にひたるも良し、感想を語るも良し。アート好きなら誰でも利用可能なので、個展のあとに立ち寄ってみては。
人間にとって重大なことは如何にそこに隠れている問題に気付くことができるか、ではないだろうかー。
芸術とは何か。
今回展示する作品のほとんどに共通する特徴としては物が壊れていたり、汚れていたり、破れていたり、剥がれていたり、塗料を撒き散らしたり、掻き消したりなどといった、従来の王道の美術の形式を無視した在り方で構成されていると鑑賞者は気付くと思う。
世間でよく見る一般的な創作のアプローチとは真逆だとは思うが、それでも成り立つのが芸術というものだと私は考えている。
人間とは何か。
キレイなモノの中にも美を感じ、キタナイモノの中にも美を感じることができる、果たしてそんな人間とは何だろうか。
DAICHI ISHIZAWA個展「Q」
日程 4月29日(土)~5月14日(日) ※火曜休廊
場所 JITSUZAISEI(大阪市東成区大今里4-14-18)
時間 14:00~22:00(BAR 19:00~)
Instagram:@jitsuzaisei
1988年東京都生まれ。身の回りのあらゆる物が画材の対象と見なして立体、半立体、平面などへ作品を展開。芸術活動の傍らTシャツなどのグッズ制作や漫画を描いたりしている。
Instagram:@daichi_ishizawa