NYのオフ・ブロードウェイで話題の「イマーシブ・シアター(没入型演劇)※1」という手法を取り入れた新感覚のナイトエンターテイメント「泊まれる演劇」。ホテルに泊まりながら演劇が楽しめる本公演の新作『雨と花束』を、5月19日(金)から7月30日(日)までHOTEL SHE, KYOTO(京都府・京都市)にて上演します。物語の登場人物になったような気分に浸る特別なひと時、ぜひあなたも体験してみて!
※1 イマーシブ·シアターとは、2000年代にロンドンから始まった“体験型演劇作品“の総称。旧来の「観客が客席に座り、舞台上の演者を鑑賞する」という構図を打破し、新たな作品と観客の関係性を作り出す公演となっている。
実際のホテル全棟(3フロア・全1,000㎡)を舞台に、ロビーから客室や廊下、屋上までをやさしい音と光が包み込みます。「物語体験」はチェックインと同時にスタートし、決められた開演・閉演時間は存在しません。建物内を自由にさまよい歩き、登場人物と言葉を交えながら、気づけば物語の住人になったような体験を楽しめます。
観賞後はバーラウンジや客室でカクテルを飲みながら、それぞれが体験したシーンについて話をすることで、次第に物語の全貌が明らかに。オリジナルカクテルのほか、晩餐会のミートキッシュやティーフロートといったメニューもスタンバイ。翌朝は、作品の世界観からインスパイアされた朝食を楽しむことができます。
主催者コメント・コンセプト
皆さんにはホテルという場所にどんな思い出がありますか?
幼い記憶の中にいる若かりし父と母の元気な姿、
遠くの国へ旅した時の異国特有の香りと湿度、
愛する人と永遠を誓い合ったあの部屋。
チェックインをして、夜を過ごして、また旅に出る。その繰り返しの中で、ホテルには人々の記憶が蓄積しているように感じます。
『雨と花束』の主人公はモーテルに長年勤めるとある男。皆さんがそうであるように、彼にとっても幾多の出会いと別れがこの地であったようです。
その記憶は霧雨のように朧げだけど、ふとした瞬間、走馬灯のように蘇る。
死期が近づいた彼は、記憶と再会するために、失われた「あの夜」を作り出します。
そして彼のことを忘れてしまった大切な人たちと、もう一度その世界を旅します。
そう、あなたと共に。
『雨と花束』の世界では、言語的な表現ではなく、身体的・感覚的なアプローチによって物語が躍動します。それはノンバーバル作品ということではありません。言語表現に加えて、出演キャストの約半数が演奏者・身体表現者であったり、鑑賞者の状態自体を変化させるなどの手法を用いることで、まるで4時間に及ぶ一つの幻想曲に入り込むような新しい音楽劇体験を作ります。
生と死、記憶と忘却の境い目が曖昧になる夜。
チェックアウトの後、梅雨の冷たかった雨音がほんの少し温かく感じられる、そんな一夜となりますように。
泊まれる演劇『雨と花束』
会期:2023年5月19日(金)〜7月30日(日)
※休演日あり
チェックイン19:30~19:45(SUI VIP ROOMのみ19:00~19:10)
チェックアウト翌朝12:00
場所:HOTEL SHE, KYOTO(京都府京都市南区東九条南烏丸町16)
一部屋 42,000円~(税込)(1名あたり21,000円~)
※宿泊日によって料金が変わります。詳細は公式サイトを参照ください。
二次チケット抽選(抽選)
2月3日(金)20:00~12日(日)23:59
一般チケット販売(先着)
3月11日(土)18:00~
▼予約リンク
https://forms.gle/ctnvzBNoD964sMiw8
HP:https://tomareruengeki.art/ametohanataba/
脚本・演出:藤井 颯太郎
主催・企画:泊まれる演劇
HOTEL SHE, が企画・プロデュースする、実際のホテルに滞在しながら鑑賞・体験する没入型の演劇作品。NYのオフ・ブロードウェイで話題の「イマーシブ・シアター(没入型演劇)」という手法を取り入れることで、客席とステージの境界を感じることなく、物語の世界に入り込んだような体験を楽しめる。
Twitter:@tomareru_engeki
Instagram:@tomareru_engeki
note:https://note.com/tomareru_engeki