「 大いなる跳躍 」
2022年で水墨画を始めてちょうど30年になる。
墨と筆と和紙を使って描き続けてきたこの長い年月の間、さまざまな挑戦をしてきた。古典技法をベースに抽象画、コンテンポラリースタイルといった現代的アプローチも取り入れ、ときに筆以外の道具も使いながら、新しい筆法を模索する中、大切にしていることは「水墨画としての構成」をしっかり残して描くということ。
新しい試みに挑戦し続けることが結果的に、常に新鮮な気持ちで水墨画と向き合い、今に至ることに繋がっていると言えるだろう。
何年経っても、制作中の不安や緊張からは解放されない。
ただ、いつしかそんな感覚すらも楽しめるようになってくる。
これこそが創造性の極み、究極の醍醐味なのかもしれない。
自分で切り開いてきた水墨画の道は30年経った今でもキラキラとしていて、絵描きとしての脳内感覚もノウサギのように元気に飛び跳ねている。
一足先に来年の干支、ウサギを描いてみました。
30年継続のご挨拶代わりに皆さまに直接お目に掛かりたいと願っております。是非展示にお越しください。
土屋秋恆
土屋秋恆 水墨画展 2022 −大いなる跳躍−
「大いなる跳躍」をテーマに古典技法と向き合いながら、新技法を用いた土屋秋恆の最新作品を展示します。
会期: 2022年11月8日(火) ~13日(日)
時間: 10:30~20:30 ※最終日は19:30まで。
会場: アートスペース余花庵(京都市中京区上本能寺前町475)
公式サイト:https://yokaan.com
Instagram:@kibundo_yokaan
11月12日(土) 作品解説・レセプションパーティー 18時~20時
※新型コロナウイルス感染状況により中止とさせていただく場合があります。
ご来場前に余花庵または土屋秋恆公式サイトでご確認ください。
18歳より水墨画をはじめ、2年という異例の早さで南北墨画会師範となる。ライブパフォーマンスやDIOR、FENDI、LEXUS、FERRARIなど世界中のハイブランドとのコラボレーションなど従来の水墨画の枠を越えた幅広いジャンルへと活動を展開。30歳で古典技法とポップアートが融合した新しい水墨画のスタイルを確立。今日その作品は現代アートとしても取引され年齢国籍を問わず幅広い層に受け入れられている。
着物や屏風など他ジャンルの日本伝統文化継承にも積極的に参画し、2013年より水墨画業界全体の活性化を願い自身が主宰する水墨画教室 墨閃会を発足。東京 北沢と京都 烏丸御池にアトリエを構え、制作活動を行っている。現在最も実力のある水墨画家の一人であり、現代美術家として多方面で活躍している。
公式サイト:https://www.shukoutsuchiya.com/
Instagram:@shukou_tsuchiya