IKUIKU STUDIO（小高潮色計事務所）は、台湾で活躍する人気イラストレーター。
母国台湾では、個展開催や様々なアート＆カルチャーイベントに参加しファンの裾野を広げてきました。2021年11月には、台湾の「BEAMS JAPAN TAIPEI 誠品生活南西店」で開催の「"TAIPEI ART BOOK FAIR × TOKYO CULTUART by BEAMS ARTIST TEE COLLECTION"」に採用され、その名はカルチャー、ファッションの文脈で日本でも注目を浴びています。代表的なコミッションワークとしては、台湾最大手のショッピングモール「勤美誠品緑園」のファザードメインビジュアルや、彰化桃喜市集 Changhua Love Market メインビジュアルに起用されるなど、幅広い年代に支持される台湾を代表するイラストレータの一人です。

日本初個展となる本展では、POPでキッチュなイラスト原画の展示販売・グッズ販売など通常は日本で入手困難なレア作品がずらり。ファニーでかわいいタッチのイラストで描かれる、ちょっとエッチな意味の「いく！いく！」、旅行に「いく！いく！」など、IKUIKU STUDIOが描くいろんな「いく！いく！」がPOPでキッチュでハッピーに溢れた世界として繰り広げられます。今回は、台湾からIKUIKU STUDIOが大阪に来日し来場者の皆様との交流を楽しみにしています。

IKUIKU STUDIOのルーツ
自らをIKUIKU STUDIOと名乗るそのユニークなアーティスト名は日本語から生まれました。IKUとは、日本語で性的な意味合いの「イク」と、どこかに出向くの「行く」などいろんな意味合いをかけており、代表的なのは性的な意味のイク。そしてそれは、思春期に感じた「性的なことへのタブー」に対する違和感がルーツです。日本同様、台湾も性教育や性的なものに対する考えや教育は保守的であり、作家自身の学生時代は共学でありながら異性交際の禁止、男女で教室が別など、かなり閉鎖的でした。日本漫画が大好きなIKUIKU STUDIOは、高校生の時にBL漫画に衝撃を受け、様々な空想に耽ります。「BL漫画は当初は未知の世界へのファンタジーや好奇心のようなものだったが世界が多様で、愛も多様 で、動物の世界のセクシュアリティもあることを知って、ようやく想像力と現実のギャップが見えました」と後に語っています。
「欲望」を創造的なテーマとして表現したり、女の子が性的な話をすることは、現代においても保守的な人たちや私たちアジア人は「ハレンチ」「ポルノ」などといった拒絶的な姿勢を示しがちです。アジア的な性に対する閉鎖感や枠を壊しながら、IKUIKU STUDIOはPOPでキッチュでカラフルな世界観で愛や関係性の多様性を私たちに教えてくれます。

来日記念スペシャルイベント

●似顔絵ワークショップ

ここは「いくいく共和国」への入国審査のイミグレーション。IKUIKU STUDIOが入国審査官に扮してみなさんをお待ちしております。IKUIKU特製のパスポートと航空チケットをご用意し、証明写真風に似顔絵を描くワークショップを4回開催します。

参加料：1,800円（税込）
開催日：7月30日（土）、31日（日）、8月13日（土）、14日（日）の計4日間
要予約：リンク先ページより https://peatix.com/group/11594147/events

●ギャラリートーク

7/30（土）午後5時頃からスタート chignitta space / 予約不要
IKUIKU STUDIOにとって初の日本個展。你好！皆さんぜひ来てください！