Interview & Writing
六車 優花
Photo
中島 真美

今回お話を伺ったのは、2020年にオープンした大阪・西天満にある『ザ・モチベーションショップ』のメイド イン アリサさん。“モチベーションの上がるカレーと癖靴下”をテーマにしたこちらは、『ゆとりちゃん』というバーで間借り営業をしているカレー屋さんです。店主を務めるアリサさんは、これまで100軒以上のカツカレーを食べ歩き、その写真と感想をInstagramに投稿。カツカレー専門のフリーペーパー「カツカレー図鑑」を作ってしまうほどのカツカレー熱愛女子としても知られています。店内には、もはや癖しか感じられないユニークな靴下や「カツカレー図鑑」のオリジナルグッズ、レトロな雑貨がずらりと並び、眺めているだけでテンションアップ!お店も人柄も突っ込みどころ満載のアリサさんに、カレー屋を始めた経緯や「カツカレー図鑑」を作ったきっかけ、そしてカツカレーへの愛を語っていただきました。個性的なファッションにも注目しつつ、パワフルなメイド イン アリサワールドを堪能してください!

スタートは靴下&雑貨がメイン。飲食店という枠に捉われず、気軽に通える店を作りたかったんです。

この日着ていたTシャツは「カツカレー図鑑」オリジナル。真っ赤なパイピングデザインと胸もとのカツカレーがかわいい。

アリサさんは「カツカレー図鑑」を作ってしまうほどのカツカレー好きとお聞きしています。西天満でカレー屋を始める前はどんなことをしていたんですか?

高校を卒業してアメリカ村のタピオカ屋で4年ほど働いたんですが、年齢を重ねるうちにアメリカ村にいるのがしんどくなって。音楽が好きだったので、「音楽といえば『タワレコ』やろ!」と梅田のマルビルにあった『タワレコ』で働きました。ただ、そこまでたくさんシフトを入れてもらえるわけじゃなかったので、掛け持ちでアルバイトをしていたんです。『ヴィレッジヴァンガード』、『はらドーナッツ』、日本橋のレトロゲームのお店……、とにかく生きることに必死で、スーパーフリーターみたいな感じで色んなことをやりました。その中の一つが難波の『プコ家』というカレー屋で、そこで初めてカレーの魅力に気付いたんです。

もともとカレーが好きで修行のために働いた、とかではなく?

特にそういうわけではなく、たまたまカレーを食べに立ち寄った『プコ家』でアルバイト募集の貼り紙を見かけて、「ここで働かせてください」と言ったのがきっかけです。だんだん『タワレコ』のシフトが減って『プコ家』がメインになって、そのうち『タワレコ』を辞めて『プコ家』一本になって。カレーがめちゃくちゃ好きとかではなかったけど、とりあえず「生きるためなら何でもやります!」というスタンスでした。『プコ家』のアルバイトも軽い気持ちで始めたんですが、結局ハマってしまって8年ほど働きました。

『ザ・モチベーションショップ』のカレーは、どちらかと言うとスパイスカレー寄りな印象ですが、『プコ家』はどんなカレーを出すお店だったんですか?

欧風カレーのお店でした。仕事で欧風カレーを作っていると、だんだんスパイスカレーにも興味が出てきて、自宅でスパイスカレーを作ったり食べ歩いたりしていました。

欧風カレーとスパイスカレーの違いってどういう部分なんでしょう?

全然違う料理だと思います。スパイスカレーは、スパイスをたくさん使っているから漢方みたいな一面もあって、わりと軽くてサラサラ食べられる。逆に欧風カレーはドロっとしていて、トッピングで揚げ物とかも乗っているから結構ガッツリ系なんです。ないものねだりみたいな感じで、仕事では欧風カレー、プライベートではスパイスカレーを作っていました。

自分のお店をスタートしたきっかけを教えてください。

『ザ・モチベーションショップ』には、“モチベーションの上がるカレーと癖靴下”の店というコンセプトがあって。もともと靴下が大好きで、『プコ家』で働きつつ、WEBショップを立ち上げてちょっと癖のある靴下を売っていたんです。それが意外と好評で、気に入って買ってくれる人が多かったんですよね。ちょうど『プコ家』の夜営業が身体的にもしんどくなって、そろそろ辞めて他の仕事を探そうかと考えている時期に、この場所でバー営業をしている『ゆとりちゃん』の店主・換気扇さんが「昼間に間借りでなんかお店やらへん?」と声をかけてくれて。ちょっと厚かましいけど、「靴下や雑貨が置けるスペースをもらえるならぜひ!」とお店を始めることになったんです。

ショップの入り口には「カレーとコーヒーと癖靴下とか」の文字が。思わずどんなお店か覗いてみたくなりますね。

スタートはカレーじゃなく、グッズがメインだったんですね!

そうなんです。いつ来ても靴下が買える店にしたかったので、『ゆとりちゃん』の営業時間も商品を販売してもらえるようにして。たまたま店にキッチンカウンターがあったから、カレーをやろうかということになったんです。

『ゆとりちゃん』って以前は難波の味園ビルにあったと思うんですが、店主さんとはどちらで知り合ったんですか?

それが『タワレコ』なんです。味園時代は、『タワレコ』のスタッフ3人で『ゆとりちゃん』を経営していて、みんなが大阪を離れるタイミングで一度解散したんです。そのうちの1人が最近大阪に帰ってきて、『ゆとりちゃん』を再開することになって。換気扇さんと働いてた時期は被ってないですが、メンバー1人が同僚だから知り合いだったんです。ここで週末クラフトドリンクの店をやってる女の子も『タワレコ』出身で、全員同じ店舗で働いてたんですよ。

まさに『タワレコ』が繋いでくれた縁ですね。

月曜ここを間借りしている『テマエコーヒー』もタワレコ関係の人がやっていて。この空間にコーヒーロースターを置いて、生のコーヒー豆を焙煎して挽きたてのコーヒーを提供しているんです。うちではそのコーヒーをカツカレーに使っていて、営業中にコーヒーを飲めるようにもしています。

互いに助け合いながら、自分の好きなことができるって素敵です。

別にカレーを食べるだけが、ここに来る目的じゃなくていいと思っていて。カレーを食べる人、コーヒーを飲む人、靴下を買いに来る人、色んな人に来てほしい。OLさんが昼休憩で靴下だけ買っていくこともありますし、飲食店という枠に捉われず、気軽に通ってもらえたらと考えています。

憔悴していた自分にパワーを与えてくれたカツカレーは、かけがえのない存在。朝・昼・夜とハシゴできるくらい大好きです。

アリサさんがカツカレーにハマったのはどうしてなんですか?

カレーもそうですが、昔からカツカレーが好きだったわけではないんです。カツカレーって、サービスエリアの食堂とかにも大体あるけど選ばないし、ましてや好んで食べに行くようなこともありませんでした。ちょっと暗い話になるんですが、昨年父親が亡くなって。本当に急なことだったので、私もしばらく意識が朦朧としていて、ごはんを食べようとしても喉を通らないような状況でした。コロナ禍だったから亡くなった後もしばらく会えなくて、その期間の記憶は今も曖昧で、ほとんど何も思い出せないんです。

5日ほど経ってようやくお葬式ができたんですが、火葬中って2時間くらい時間が空いちゃうじゃないですか。みんなでごはんを食べようという話になったんですけど、近所には『かつや』というチェーンのトンカツ屋しかなくて。正直トンカツを食べるような気分ではなかったですが、仕方ないなと『かつや』に入って、まだ食べやすそうなカツカレーを注文しました。するとこれまで喉を通らなかったごはんが、不思議とスルスル入ってきて。ようやく顔が見られたことへの安心感や、きちんと「さよなら」が言えてホッとした気持ちもあると思うんですが、カツカレーの美味しさが身体に染み渡ってすごく感動しました。美味しい食べ物はたくさんあるけど、心から感動することってあんまりないと思うんです。その瞬間からカツカレーに目覚めて、色んなお店を食べ歩くようになりました。

そんな出来事があったんですね……。お話ししていただいてありがとうございます。「カツカレー図鑑」を作ったきっかけはありますか?

食べ歩きと並行して「カツカレー図鑑」というInstagramを作って、カツカレーの特徴やそれぞれのお店の記録を始めたんです。『ゆとりちゃん』の換気扇さんがデザインしてくれたロゴをアイコンにすると、なんだかそれっぽくなって。実は「カツカレー図鑑」の冊子も、彼が「こんなの作らへん?」って提案してくれたんですよ。ちょうど緊急事態宣言が出ていて、『ゆとりちゃん』を開けられない時期が続いて、色々おもしろいことができないか考えて作ってくれたんです。それぞれのページに二次元コードが付いていて、読み込むとGoogleの地図に飛ぶ仕組みも換気扇さんが考えてくれました。私は食べ歩いてレポを書いてるだけだけど、そのゆるさがいい感じにウケていて。今は第3集まで出ているんですが、そこからはスポンサーも付いていて、これまでのものとは分厚さが全然違うんです。

どんな方がスポンサーになっているんですか?

お店だけじゃなく、個人でスポンサーができるようにしています。ラーメン屋さんが考えたクロスワードや「私のキンケシコレクションを見てください!」みたいな広告もあって。格安の料金でやってることもあり、今スポンサーの掲載待ちが第6集まで埋まってるんです。

第6集まで!めちゃくちゃ人気ですね(笑)

いただいた資金はすべて印刷代に回しています。A4の紙に印刷したものを裁断してホッチキスで留めて、計3000部を仕事の合間に一人で作っているんです。一つひとつ裁断が雑だったりホッチキスがズレていたりするんですが、それも手作りならでの味わいかなと。裁断機や中綴じのホッチキスは、この活動を応援してくれている方に支援でいただきました。「カツカレー図鑑」のHPにamazonのほしい物リストを載せていて、応援してくれる人が自由にサポートできるようにしているんです。スポンサーの皆さんはもちろん、周りの人と一緒に協力して作っているような感覚ですね。

私がよく行くお店にも、「カツカレー図鑑」が置いてありました。設置店はどれくらいあるんでしょうか?

今は50店舗くらいかな。押し付けになるのが嫌なので、こちらからは絶対「置いてください」と言わないようにしていて。フリーペーパーやフライヤーって、興味がないと邪魔になったり捨てちゃったりすると思うんです。自分から置いてくださる方だと、すごい愛を持って配ってくれるのが嬉しくて。東京の本屋さんにも置いてくださるところがあって、そこから結構クチコミで広がってるみたい。ちなみに大阪市内に来るのが難しい遠方の方は、「カツカレー図鑑」のWEBショップで50円で販売もしてますよ!

第4集は近々出るのでしょうか?

ちょうど今作っているところです。何ヶ月に一度というペースを決めてしまうと、逆にやりたくなくなる性格なので。今は自分のペースで楽しみながら作っています。

カツカレーのストックはまだまだあるんですか?

大体一冊に5店舗ほど載せていて、70店舗くらいは余裕であリますよ。今は古いものから順にすべてのお店を載せているけど、次回からはもっと厳選しようと思っています。

そんなにあるんですね(笑)。いつもどれくらいのペースでカツカレー巡りを?

時間さえあれば、朝・昼・夜とハシゴしています。駅ナカのお店って意外と早朝から開いていますし、中央卸売市場には朝4時からやってるカツカレーのお店があるんですよ!

カツカレーをハシゴ……、それはかなり気合いが必要かも(笑)。いろいろ食べ歩いていると思いますが、こういうカツカレーが好み!みたいなのはありますか?

パーフェクトなカツカレーってなかなか難しいんですよね。普通のカレーと違って、カツも最強、米の硬さも最強、ルーも最強っていうトライアングルができないと完璧じゃないんです。

気にしなきゃいけない要素が多いんですね。

そうなんです。だけど、個人的にはトンカツ屋さんのカツカレーはあんまりハズレがないと思っていて。やっぱりカツが美味しいし、ちょっとレアなカツが一つだけこちら側に向いてる……みたいな、カツを引き立たせる演出も最高。お米にこだわってる店も多いから、そこもいいんです。これぞというひと皿に出合えた時は、いつも心の中でスタンディングオベーションをしています。

カツカレーって欧風のルーに合わせるイメージがありますが、スパイスカレーに合わせているお店もありますよね。どちらもお好きなんですか?

あくまで個人の見解ですが、カツカレーに用いるのは少しとろみがあってソースに近い欧風のルーがベター。フルーツや玉ネギの旨味と甘み、生姜の風味をギュッと凝縮したような深みのある味わいが好みです。スパイスカレーとカツって合わないことはないけど、私はその魅力がまだわからないんです。スプーンにカツを乗せて、ソースをつけるような感覚でルーと一緒に食べるのがカツカレーだと考えていて。スパイスカレーってシャバシャバのものも多いから、なんか違うような気がしちゃうんです。だけど大阪・西大橋にある『サカソング』のカツカレーは別格。スパイスカレーなんだけど、カツにルーがめちゃくちゃマッチしていて。しっかりバランスを考えて作られてるんだろうなってわかるんです。

単純にカレーにカツが乗っていればオールオッケー、というわけではないんですね。これまで何軒くらい食べ歩いているのでしょうか?

100軒は余裕で超えてると思います。大阪はもちろん、旅行先でも4軒くらいは必ず回ります。本当はその土地の美味しいものを食べるのがいいんでしょうけど、地元で愛されているカツカレーのお店をピックアップして行くのも楽しいんです。いずれは「カツカレー図鑑」の島根編や北海道編を作りたいので、そのためにはストックも必要ですし。カツカレーって体調的にいつ食べられへんようになるかもわからないから、食べられる時に食べとこうっていうのはあります。……カツカレーへの愛を語りすぎてすみません(笑)

カツカレーへの愛、ビシビシ伝わってきます(笑)。ちなみに『ザ・モチベーションショップ』のカレーはどんなカレーなんでしょうか?

最初はキーマのみでしたが飽きてしまって、限定で違うカレーも始めました。今のメニューは、キーマカレー、トマトカレー、週替わりカレー、エゾシカキーマカレーです。一人で回しているので、メニューが増えたことで大変さが増しました(笑)。3月からは火曜をカツカレーの日にしていて、最近はそこを目がけて来てくださる方も多いですね。

お客さんの気持ちめっちゃわかります。カツカレー好きが作っているカツカレーって食べてみたいですもん。アリサさんのカツカレーの特徴を教えてほしいです。

具材が入っていないシンプルなルーですね。塊肉は入れずにお肉から出る出汁を使っていて、デミグラスソースのような口当たりが特徴です。いつも来てくれるおっちゃんには、「昔、喫茶店で食べてたような懐かしい味やね」と言われます。コーヒーを入れることで苦味とコクが加わって、奥行きのある味になるんです。野菜やフルーツの甘みもしっかり感じられて、私的には休日も自分のカレーを食べたいくらい美味しいです。カツは、三元豚のロースカツと鹿児島のさつま地鶏のチキンカツから選べるようにしています。

聞いてるだけでお腹が空いてきました。ぜひ食べてみたいです。

カツカレー営業の日を作ってから、その日だけ食べにくる人もめちゃくちゃいるんです。それが私の自信にもなっていて。スパイスカレーはちょっとした変化で味がブレることも多いけど、カツカレーは結構安定しています。いっそのことカツカレー屋にしちゃおうかなと思ってるくらい(笑)。いつ食べても「うんまっ!」ってなりますね。

アリサさん自慢のロースカツカレー950円。甘味とコク、ピリリとした辛味のバランスが絶妙で、本当に美味しかったです。
キャップやステッカー、PVCケースなどカツカレーグッズも大充実。インタビュアーとカメラマンも思わずお買い上げ。

私のモチベーションは、お気に入りの靴下やTシャツを身に着けること。ファッションに“好き”を取り入れてテンションを上げています。

お店のコンセプトにもある“癖靴下”が気になります。

昔から靴下が好きなんです。お店の靴下は全部台湾で仕入れていて、普通の靴下は置かず、他の店にはないようなものをセレクトしています。「“癖靴下”って何?」って言いながら入って来て、「ほんまに癖やなぁ」と言いつつ靴下を買って、そこからカレー屋の常連さんになってくれるおばちゃんもいるんですよ。OLさんにイジってもらうからって、座敷の飲み会のために靴下を買っていくおっちゃんとかもね。

癖靴下&雑貨コーナーには、レトロでポップなアイテムがずらり。値段もお手頃なので、つい色々買ってしまいます。

“癖靴下”というワードが、お店に興味を持ってもらうフックになっているんですね。ほかにもレトロでポップな雑貨がたくさんありますが、こういうテイストが以前からお好きなんでしょうか?

あんまり自分で意識したことはないですが、きっと大好きなんだと思います。売り物ではないですが、最近はヤフオクとかメルカリでガラケーのモックを集めていて、目に入るたびかわいすぎて胸が苦しくなります。家で集めているおもちゃや雑貨をディスプレイに使うことも多くて、「これって売り物ですか?」とよく聞かれますね。

最近集めているというガラケーのモックコレクション。なんとも言えないチープ感が堪りません。

コアなコレクションがおうちにたくさんありそうです。

家にモノが多すぎて、Tシャツも大好きで300枚くらいありますね。遊園地のオリジナルとかたまごっちの昔のTシャツとか、とにかくすぐ買っちゃうんですよね。Tシャツと靴下は自分のモチベーションを上げるアイテムだと思ってるので、お金を惜しまず買ってしまいます。

特に靴下なら部屋の中でも履けるし、足元からモチベーションを上げていけたらいいなって。最初は遊び感覚でWEBショップを立ち上げたんですが、思いの外すごく売れて、そんなに需要あんねやって思ったんですよ。Tシャツ、ガラケー、昔のゲーム……、ハマり症なのでコレクションを挙げるとキリがないです。今は「ゴールデンカムイ」にめちゃくちゃハマってて、グッズを集めることが生きがい(笑)。好きなものをファッションに取り入れたくて、「ゴールデンカムイ」のTシャツに可愛いスカートを合わせたりもしています。

それは独特の感性ですね。おしゃれに着こなしてるのがすごいです。

ダサくなってしまうと「ゴールデンカムイ」に失礼なんで(笑)。失礼にならないようにしています。

Instagramの過去投稿を拝見したんですが、スニーカーも集めてましたよね?

「ナイキ」のスニーカーをめちゃくちゃ集めてます。靴下にハマったきっかけも、「スニーカーを可愛く見せたい」という思いから。今もスニーカーは買い続けているけど、ほんとにキリがないですね。

アリサさんの足元をパシャリ。ガーリーなギンガムチェックのスカートに、スニーカー×靴下の組み合わせが素敵です。

何足くらいあるんでしょうか?

どれくらいやろ。とはいえ、ここ2ヶ月くらいで「ゴールデンカムイ」のグッズを買うためにスニーカーを売りまくってて(笑)。軍資金を集めるために「ナイキ」のエアマックスを売る、みたいな感じ。だから靴箱がかなり空いてきてますね。

なんだか潔くてかっこいいです(笑)

とにかくハマり性なんです。収集癖を極めてるんで、同じスニーカーを2つ買っちゃうんですよ。保存用とかではないんですけど、お気に入りが廃盤になったら嫌やなと。汚れてしまった際のバーター的な感じです。靴箱を眺めていると、こんなのあったんや!ってびっくりすることもあって。そういうスニーカーを売って、「ゴールデンカムイ」のグッズを買っていますね。好きなものが多すぎるので、自宅に置いておけなくなったものは、店に持ってきて売ったりもしています。

お洋服はどういうところで買ってるんですか?

Tシャツ以外の服を最近買ってなくて、ボトムスは何年も変わってないかもしれないです。強いていうなら古着と「コム・デ・ギャルソン」が好き。Tシャツで自分を表現してるみたいなところがあるので、気に入ったTシャツはすぐ買います。「え、そんなの買うの?」って友達に言われるくらい、これや!と思ったら本当に何でも(笑)。140cmのキッズTとかも結構着ますね。

小柄なのでいけそうな感じもしますが……、ピチピチにならないんですか?

あえてバストを潰して着るんです。ものによっては太って見えることもあるので、ピチっと着たい時はピタピタのスポブラを着けるのが定番。夏も冬も季節問わずTシャツを着ていて、腕をまくる必要がないから洗い物の時めっちゃ便利なんです。真冬はもちろん上にアウターを羽織りますけど、中は基本Tシャツですね。買うのも好きやし、自分で作るのも好きで。著作権ギリギリのやつもあったりするんで、売り物にはできないですけど(笑)。友達の誕生日に、その子の顔をプリントしたTシャツを作ることもよくあります。

作ること自体は昔からお好きなんですか?

「メイドインアリサ」の“メイドイン”は、なんでも自分で作ってしまう性格から来てるんです。まつげパーマや脱毛も全部やっちゃうし、できひんの整形くらいちゃうかな。整形ができたらもう完璧ですね。

(笑)。ちなみに、これから作ってみたいものってありますか?

タフティングっていうラグを作る機械を勉強中なので、それを使って他の人がまだ作ってないものに挑戦したいなと。機械は換気扇さんが買ってくれて、ここでやればいいやんってスペースも確保してくれてるんです。結構広めのスペースがあるので、いずれはワークショップができたらいいなと考えています。一応間借りしている身なのですが、めっちゃありがたいですね。

あとは、大判の「カツカレー図鑑」も作りたくて。最近「カツカレー図鑑」を知ってくれてる人が増えているので、それを使って世界に羽ばたきたいです。英語バージョンやカツカレーを作る音を収録したカセットテープも制作中。換気扇さんがおもしろいことをたくさん提案してくれるので、それを一緒に形にできたらいいなと。カツカレーの音源とか絶対にいらないけど、あったら聴いてみたいじゃないですか。私たちならではなグッズを制作できたらいいですね。いつか「カツカレーの仕事で東京行ってくるわ」と言うのが目標です!

お店の一角には、スーパーファミコン ニンテンドークラシックミニをプレイできるゲームコーナーを設置。カレーの待ち時間にぜひ。
自由に読めるブックコーナーには、アリサさん激推しの「ゴールデンカムイ」の漫画やMr.マリックの自伝が。常連さんからの寄付も多いそう。

<メイド イン アリサさんがお気に入りのお店>

アルデンテ大山(大阪市北区西天満)
地元民が集う!本当は教えたくない西天満の立ち呑み屋さん。

うれしい居酒屋 酒歌(大阪市西区新町)
美味しいし楽しいし、幸福感MAXになれるお店。

ヌワラカデ(大阪市西区江之子島)
マトンビリヤニを定期的に摂取しないと体がおかしくなるほど大好き。

Profile

メイド イン アリサ

島根生まれ、大阪育ち。2020年に大阪・西天満『ゆとりちゃん』を間借りしてカレーと癖靴下のお店『ザ・モチベーションショップ』をオープン。カツカレーの食べ歩きが趣味で、カツカレー専門のフリーペーパー「カツカレー図鑑」を不定期発行。最近は「ゴールデンカムイ」にどっぷりハマっており、よく見ると店内にもマンガやグッズがちらほら。

カツカレー図鑑 オフィシャルサイト

Shop Data

ザ・モチベーションショップ

大阪市北区西天満4-8-1
TEL/なし
営業時間/11:00~16:30(L.O. 16:00)
定休日/月曜・日曜

share

TWITTER
FACEBOOK
LINE